加熱式タバコっていいよね

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特集:タバコハームリダクション3 その行方

更新日:2021.02.15
ハームリダクション

加熱式タバコとハームリダクション

 

これまで、ハームリダクションについて、

そして海外でのハームリダクションの現状

の2つのテーマを皆さんにご紹介してきましたが、

なぜ加熱式タバコがハームリダクション

という考えに当てはまるのか、

まだはっきりと

ご理解いただけていないのではないかと思います。

 

関連記事:薬物依存者を救うハームリダクションの考え方についての記事アップ

 

そこで、今回は

ハームリダクションという考え方に、

加熱式タバコがどうして当てはまるのか

について詳しくご紹介して行きたいと思います!

 

ここですぐに本題に入りたいところですが、

ハームリダクションを初めて聞く方も

いらっしゃるかも知れないので、

ざっとハームリダクションとはどんなものなのか、について

お話ししたいと思います。

関連記事:ギャンブル依存者に有効なハームリダクションという考え

中外医学社によると

以下のように紹介されています。

「その使用を中止することが不可能・不本意である薬物使用のダメージを減らすことを目的とし,合法・違法にかかわらず精神作用性物質について,必ずしもその使用量が減少または中止することがなくとも,その使用により生じる<健康・社会・経済>上の悪影響を減少させることを主たる目的とする政策・プログラムとその実践である」(引用:中外医学社)

 

とされていますが、

ハームリダクションを一言で言うと、

「harm(害)」を「reduction(減少)」させる、

つまり「健康に与える悪影響を少なくしよう!」

という考え方なのです。

もともと、薬物依存者に対する対処法

として生まれた考え方ですが、

最近では薬物以外の

「やめたくてもやめられないもの」

に対する対処法としても認識され始めています。

例えば、お菓子やダイエット、

お酒、コーヒーなど、

みなさんが日常生活で普段何気な

く触れているものにも当てはまるのです。

 

さて、いよいよ加熱式タバコの

どんなところがハームリダクションと合致しているのか

について見ていきましょう!

一見難しそうですが、

できるだけわかりやすくご説明しますね。

 

先程引用した部分の

<健康・社会・経済>の

3つに分けてご説明して行きましょう。

 

関連記事:ハームリダクションとは何か?事例とその効果を詳しく解説

 

まずは<健康>についてです。

これは加熱式タバコユーザーである皆さんなら、

もう既に理解されているとは思いますが 、

データでは実証されていませんが

健康面において加熱式タバコは

紙巻きタバコよりも発がん性物質の含有量が低い、

という点でハームリダクションの考え方に合致します。

ご存知のように、加熱式タバコは

紙巻きタバコのようにタバコ葉に

直接火を付けないため、

モノを燃やす時に発生するタール量が

約9割減少すると言われています。

このタールの少なさによって

発がん性物質の含有量が低く、

様々な病気にかかる可能性も

下げることが期待できます。

 

そうした発がん率の低下という観点から、

タバコをやめられない方が

やめずに体に害を与えないようにする手段として、

加熱式タバコはハームリダクションの考えに

合致できると言えるんです。

ちょっと、むずかしいでしょうか。

さあ、どんどん行きましょう!

 

次に<社会>についてです。

先程の健康面では

使用する人目線での解説になりましたが、

『社会』という視点から考えると

加熱式タバコのどういった所が

ハームリダクションの考え方に合致しているのかというと、

「スモークレス」にあります。

このスモークレスのおかげで、

周りにいる人の受動喫煙のリスクを

かなり低減させることができ、

吸わない方のリスクも限りなく0に等しいといえます。

 「え、加熱式タバコって、煙出てるじゃない」

と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、

加熱式タバコは火をつけて

紙や葉を燃やしてはおらず、

煙に見えるのはタバコの葉に含まれている水分を

熱を加えることにより出てくる水蒸気なのです。

例えばiQOSは、金とプラチナで作られた

加熱ブレードがスティックに刺さり、

内側からムラなく加熱しタバコ葉に含ませたアルコールを

気化させているのです。

 

連記事:『ハームリダクション』とは?

 

こうした画期的かつシンプルな構造によって

煙が出ず、周囲の人の健康へのリスクを

低減できるという点において

加熱式タバコは社会という視野で考えても、

ハームリダクションの考え方と合致しているといえます。

 

最後に<経済>についてです。

経済という視点で考えてみると、

加熱式タバコそのものの価格に気を取られがちですが、

『タバコの有害性によって必要となる医療費の軽減』

という意味でハームリダクションの考え方と

合致すると筆者は考えています。

例えば、肺がんを早期発見し手術ができた場合、

最低でも約100万円の自己負担費がかかります。

そう考えると、

より有害性の高い紙巻きタバコを使用するか、

体に配慮した加熱式タバコを使用するかで

100万円の差異が生まれる可能性があります。

となると、経済面で加熱式タバコは

ハームリダクションの考え方に

合致しているといえるのではないでしょうか。

 

関連記事:ハームリダクションの現状とは?海外と日本の違いも解説|カナダの実例紹介

 

いろいろ難しく説明してしまったかもしれませんが、

要するに加熱式タバコは、健康に害を与えにくいものである、

ということなのです。

使用されるようになったのはまだ最近で、

臨床試験などのデータも

それを実証できるほど蓄積されていませんが、

使用されている方が実感されているように、

紙巻きから加熱式に替えると

体調が良くなった言う話をたくさん聞きます。

しかし、このように

新しい時代に合った加熱式タバコですが、

まだまだ社会では

紙巻きタバコと同じように捉えられており、

使用できる場所も限定されています。

ハームリダクションという考え方が、

これからどんどん日本に

浸透して行けば、

加熱式タバコが

市民権を得る日もそう遠くはないと

筆者は強く実感しています。

 

*ハームリダクション という言葉が今、トレンドワードとして注目されています。

http://trendword.jp/halm/

 

関連記事:ハームリダクションの考え方としての減酒治療

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