加熱式タバコっていいよね

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特集:タバコ・ハームリダクション4 今できること

更新日:2021.02.26
ハームリダクション

加熱式タバコユーザーが今後市民権を得るキーはタバコハームリダクション

 

今回は「加熱式タバコユーザーが今後市民権を得るキーはタバコハームリダクションにある」をテーマにお話ができたらと思っています。

 

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今や喫煙者は日本国内でかなりの少数派となっています。

普通に人と話している時に、自分自身が喫煙者であることを伝えると驚かれたり、嫌な顔をされるなんてことも…日本全体の喫煙者の割合が減少していくごとに、喫煙者の肩身はどんどん狭くなっているような気がします。

 

喫煙者の肩身が狭くなっていることに対して本サイト(加熱式タバコって、いいよね)のように喫煙者を応援するメディアやコンテンツが誕生しているものの、まだまだその認知は広がってはいません。

 

そこで、加熱式タバコユーザーのみなさんがより楽しめる社会になるためのきっかけとして私なりの考えをまとめてみました。(僭越ながら)では、さっそく加熱式タバコユーザーが置かれている状況について考えてみますね。

 

まずキーになるのが今の加熱式タバコユーザーはなぜ紙巻きタバコから加熱式タバコへと乗り換えたのかということです。

 

紙巻きタバコユーザーが紙巻きタバコから加熱式タバコに乗り換えた理由としては主に3つあると思います。


1つ目はメディア戦略です。


そもそも、世界の国々が健康への被害を危惧し、タバコに関する広告や宣伝などに対して多くの規制をかけているなかで、日本はそのような厳しい規制は現時点ではありません。

 

その結果、加熱式タバコのなかでも主力商品にあたるiQOSはマスメディアを通して多くの広告や宣伝が打ち出されました。

その大々的なプロモーションによって多くのタバコユーザーの注目を集め、それまでの紙巻きタバコから加熱式タバコに乗り変える大きなきっかけとなりました。

 

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2つ目として、タバコユーザー自身の健康意識が大きく作用したと考えられます。

 

ぜひ、みなさんも考えていただきたいのですが、ほぼ同じ風味がするマヨネーズが2つあって片方がカロリーハーフだった場合、どちらを選択しますか?

私なら確実にカロリーハーフで太りにくい方のマヨネーズを選択すると思います。(できるだけカロリーは摂りたくないので…笑)この例え話のように、紙巻きタバコから加熱式タバコに乗り換えるときも考え方は同じではないかと思うのです。

ある研究によると、加熱式タバコは紙巻きタバコが発生させるタールの量を9割程度抑えることができると言われています。これだけ見ると加熱式タバコを選ばない理由はないですよね。

 

3つ目として、家族などの第三者に対する配慮が考えられます。


少し前までは街なかでの歩きタバコは当たり前で国民の多くが喫煙者でしたが、今となっては喫煙者は国民全体の2割以下となっています。

 

その結果、少しでも煙が出ていると、通りすがりの人にけむたがられたり、嫌な顔をされる機会が増えました。紙巻きタバコユーザーの多くは、周りの人たちのことを考え煙が出ない加熱式タバコに乗り換えていきました、

 

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個人的には3つ目の「周りへの配慮」が大きのではないかと考えています。というのも、私の身の回りの友人で加熱式タバコに乗り換えた方は数名いるのですが、その方に乗り換えたきっかけを聞くとダントツで「周りへの配慮」がきっかけとなっている方は多いからです。

 

私の友人をはじめ、多くの方が周りへの配慮を意識して紙巻きタバコから加熱式タバコに乗り換えてはいるものの、その配慮はまだまだ非喫煙者の方々には認識されていないのが現状です。例えば、喫煙場所を守ってタバコを喫煙してたとしても喫煙している姿を見ただけで嫌な顔をされたりもします。

 

このように加熱式タバコユーザーの配慮は非喫煙者の方々に理解されていませんが、実は条例などの制度面でもまだまだ厳しい部分があります。

 

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具体的には、加熱式タバコは煙が出ないスモークレスにも関わらず基本的に屋内ではすべての施設で喫煙することが禁止されたりしています。確かに、この条例が定める通り屋内で紙巻きタバコのように煙が発生するタバコを使用した場合、煙が充満してしまい、屋内全体が煙に包まれて受動喫煙のリスクが一気に高まります。

しかし、ここで注目すべきは紙巻きタバコの場合でのみ、その受動喫煙のリスクが高まるということです。加熱式タバコの場合、煙がそもそも発生しないため受動喫煙によるリスクは極めて低いと思われます。こうした点からもまだまだ加熱式タバコは紙巻きタバコと同等の物として認識され、制度的な面での改善されていないのが現状です。

 

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この加熱式タバコユーザーの配慮が非喫煙者や制度面でも浸透していない現状を打開する上で重要となるのが「インターネット上での声」です。私達が今生きている『ネットでの声が力を持つ時代』を最大限に活かし、加熱式タバコユーザーを中心にユーザーの本音を積極的に発信していくべきだということです。

 

最近話題になった東京五輪・パラリンピック組織委員会会長である森喜郎氏の辞任についてはまさに『ネットでの声が力を持つ時代』を象徴する出来事と言っても過言ではありません。

 

なぜなら、森会長の発言に対して国民一人ひとりがインターネット上に自分自身の考えを発信したことが森会長の辞任に大きく影響したからです。加えて、森会長の辞任だけでなく、次期東京五輪組織委員会の新会長である橋本聖子新会長の就任にも「次期会長は女性がいい」などのネットの声が大きく影響していると考えられます。

 

このように、一人の発言が不特定多数の人に認知され、大きな力を持つことで変革を生むきっかけとなることから、加熱式タバコユーザーも自分たちの本音を理解してもらえるように積極的に情報発信をしていくべきではないでしょうか。

 

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しかし、単に本音を語ってもそもそも加熱式タバコに対して否定的な印象を持つ方には理解してもらえません。そこで、「ハームリダクション」という「健康に与える悪影響を少なくしよう!」という欧米を中心に広まっている新しい考え方とセットで発信していくことで今まで耳を傾けてくれなかった方が興味を持ってくれる可能性が高まると思います。


このハームリダクションという考え方は中毒性のあるものによる人体への害や社会全体の害を減らしていくことを目的としたもので、加熱式タバコと相性が非常にいいといえます。このハームリダクションと加熱式タバコの相性の良さを存分に活かし、加熱式タバコユーザーは自分たちの本音をハームリダクションと融合させて発信することで喫煙者がより生きやすい社会を自分たちの手で作っていけるのではないでしょうか。

 

筆者である私は加熱式タバコユーザーのみなさんがタバコハームリダクションをきっかけに、今よりも生きやすい社会になることを切に願っています。

 

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