主婦恥ずかしながら、この記事を書くまではハーム・リダクションについて無関心でした。
美味しくて匂いが少なくて、なんとなくシガレットよりも体に悪くなさそう…
という程度の認識で加熱式タバコを吸っていたのです。
このサイトに関わるようになって、初めて知った概念でした。
「ハーム・リダクション…?何それ?」という方も「もう知ってるよ」という方も、
もう一度おさらいをしてみませんか?
目次
1.加熱式タバコでリスク軽減という考え方
2.社会的リスクの軽減
3.個人的リスクの軽減
4.まとめとタバコハーム・リダクションの未来
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いきなりイメージが良くないのですが、ハーム・リダクションは薬物依存症の問題から生まれたものです。
薬物の問題を「健康の問題」としてとらえ、依存症者の生活を健康なものに近づけるという概念なのです。
タバコに含まれる物質の中でメインになるものはニコチンです。
しかし私たちの健康にリスクのある物質は、タバコの副産物であるタールがメインですよね。
加熱式タバコで、タールを限りなく減らして、健康リスクをとらずに喫煙を楽しむ。
それがリスクを軽減した喫煙の新しい形なのです。
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タバコが社会から嫌われる理由は主に2つ。
副流煙と、ポイ捨てです。
副流煙は非喫煙者にとって不快ですし健康被害も心配になります。
ポイ捨ては街の美観を損ないますし、火の不始末につながりかねません。
加熱式タバコならシガレットに比べて副流煙の健康リスクははるかに少ないです。
ポイ捨て問題も火を使わない加熱式タバコならスティックを持ち帰るだけ。
社会的リスクは明らかに減っていますね!
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個人的リスクとは主流煙が健康に与えるリスクのことです。
シガレットを吸っている人の歯は黄色いですね。あれがタールです。
紙や木などを燃やしたときに発生する「ヤニ」ですね。
タールが呼吸器に害をもたらします。
加熱式タバコは火を使わないので、タールが発生しません。
うまみとニコチンだけを吸収できます。
加熱式タバコによって、喫煙者は個人的リスクから守られるのです。
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このように、ほとんどのタバコの害は加熱式タバコで防ぐことができます。
主流煙からも副流煙からもタールを減らします。
ポイ捨てから街を守ります。
喫煙者にも非喫煙者にも納得がいく形でハーム・リダクションでき、ライフスタイルに軟着陸できるもの。
それが「加熱式タバコ」なのです。
これからも加熱式タバコの普及につとめていきましょうね!
文:眉毛猫