加熱式タバコっていいよね

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iQOSにはニコチンが入っているのか?ニコチン含有量を調べてみた

更新日:2021.07.02
アイコス

健康に対する影響を考慮したり、禁煙への第一歩として紙巻きタバコから加熱式タバコへ切り替える愛煙家が年々増えています。

日本では「iQOS」「glo」「Ploomtech」の3種類が販売されていますが、中でも知名度があるのがiQOSです。

 

2010年代半ばに他社に先駆けて登場したiQOSは、紙巻きタバコに近い喫味が魅力で、ユーザーの嗜好に合わせて多様なヒートスティックも市場に投入しています。

 

「加熱式タバコは煙が少なく、健康への影響が小さい」というイメージをもっている方も多いと思いますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。

今回の記事では、iQOSにニコチンは含まれているのか、研究データをもとに詳しく解説します。

 

 

iQOSにはニコチンが含まれている

 

そもそもiQOSとは、従来の紙巻きタバコのようにタバコ葉に火を点けて味わうものではなく、専用の機器にヒートスティックとよばれるタバコ葉を差し込み加熱させ、蒸気を吸い込むものです。

 

タバコ葉に直接着火するわけではないことから、「加熱式タバコ」とよばれています。

しかし、タバコとしての形状は変わったものの、タバコ葉を由来とした成分を吸い込むことに変わりはないため、当然のことながらiQOSにもニコチンは含まれています。

 

実際に、iQOSの販売元であるフィリップモリスジャパンでも、iQOSは以下のように紹介されています。

 

”当社の煙の出ない製品には、リスクがないわけではなく、ニコチンが含まれ、習慣性があります。”

https://jp.iqos.com/discover/heating

 

iQOSのパッケージには紙巻きタバコのようなタール・ニコチンの含有量は記載されておらず、一見すると「有害物質がなく健康上のリスクはないのでは?」と誤解しがちです。

 

しかし、これは法律上の問題で記載義務がないだけで、実際にはニコチンが含まれており依存性・習慣性があることは事実なのです。

iQOSのニコチン含有量

 

iQOSの公式ホームページでは「ニコチンが含まれている」という旨の記載はありますが、実際にどの程度のニコチンが含まれているのかまでは詳細な情報がありません。

紙巻きタバコからiQOSへ乗り換えを検討している方、または現在iQOSを愛用している方も、従来の紙巻きタバコと比べてニコチン量が多いのか少ないのかは気になるところではないでしょうか。

 

実は、フィリップモリスインターナショナル(PMI)では、iQOSに関するリスク低減評価として加熱式タバコのエアロゾル成分の検出実験を行い、そのデータを公開しています。

ちなみに、エアロゾルとは「液体または個体の細かな粒子が浮遊している気体」のことで、タバコの煙や水蒸気もエアロゾルに該当します。PMIの実験では、iQOSの主流煙を対象としています。

 

この実験によると、iQOSの「レギュラー」ヒートスティックは1本あたり1.32mg(±0.16)、「メンソール」ヒートスティックは1.21mg(±0.09)に相当するニコチンが検出されたことが明らかになりました。

 

同じくフィリップモリスから販売されている「マールボロ」のニコチン含有量は、1本あたり0.9mgとなっているため、紙巻きタバコよりもニコチン含有量は多いことになります。

https://www.pmi.com/markets/japan/ja/science-innovation/evidence

 

そのため、「禁煙の第一歩としてiQOSに切り替えたのに、ますます依存性が高まり、本数が増えてしまった」ということも十分考えられるのです。

ちなみに、ニコチンそのものに発がん性は認められておらず、主に依存性がクローズアップされることが多いですが、実はニコチンが体内で分解される過程で生成される成分に発がん性があることが分かっています。

ニコチン以外の含有量は?

 

iQOSのニコチン含有量は紙巻きタバコと比べても多いことが分かりましたが、では直接的に健康被害をもたらす可能性がある有害物質の量はどうなのでしょうか。

 

WHO(世界保健機関)ではタバコの有害物質として、ニコチン以外にも以下の成分を挙げています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002zljv-att/2r9852000002zlp9.pdf

 

●一酸化炭素

●カルボニル類(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アクロレイン)

●揮発性有機化合物(ベンゼン、1,3-ブタジエン)

●ベンゾ[a]ビレン

●NNK

●NNN

 

PMIでは、上記の有害物質はいずれも紙巻きタバコに比べて15%以下の含有量であると発表しています。

また、2017年、イギリスの医学雑誌『Nicotine & Tobacco Research』のオンライン版に、iQOSに含まれる有害物質に関する研究データが掲載され、この中でも平均90%の有害物質がカットされていることが分かっています。

もちろん、有害物質の量が少ないからといって健康上のリスクが全く無いという事ではありません。

また、上記のPMIによる調査項目の中には従来の紙巻きタバコでも表記されている「タール」がありませんが、『Nicotine & Tobacco Research』に掲載されたデータによると、iQOSに含まれるタールの量は7.47mgであったことが分かっています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180119-00080625/

iQOSと紙巻きタバコ、どちらが健康リスクが低いのか?

ここまで紹介してきたように、iQOSは従来の紙巻きタバコと比べてタールやニコチンの量は同程度または少し多いですが、それ以外の有害物質は85〜90%程度低減されています。

 

そのため、有害物質の量だけを見ると紙巻きタバコよりもiQOSに軍配が上がることは事実です。

しかし、「有害物質の量が少ない=健康リスクが小さい」というエビデンスは存在せず、安全と断定することはできません。

安心し過ぎずに、くれぐれも吸いすぎには注意をして楽しく吸える本数で吸いましょう。

 

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