こんにちは。
みさきんと申します。
近年は加熱式タバコの利用者も増えてきています。
その分種類も様々なものが出てきていますが「色々ありすぎて何が違うか分からない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
「購入したタバコが、自分の持っているデバイスでは吸えなかった…」といった苦い体験をしている人も多いはずです。
特に昨年発売された「TEREA(テリア)」は、IQOS(アイコス)対応のタバコと勘違いして購入してしまうケースが多々見られました。
しかし実際には、テリアはアイコスの中でも「ILUMA(イルマ)」と呼ばれるシリーズ専用のタバコです。
アイコスとテリアは、パッケージの外見もよく似ているため、間違えられてしまうことが多いですが吸うまでの仕組みが異なります。
それでは、アイコスでテリアを吸うことは本当に不可能なのでしょうか。
今回は、間違えて買ってしまった人のためにアイコスでテリアが吸えるかどうかの検証を行っていきたいと思います。
目次
IQOS(アイコス)とは、フィリップモリス社から販売されている加熱式タバコです。
2014年に発売されて以来、少しずつ改良を重ねながら多くの人々に親しまれてきています。
日本で販売されている加熱式タバコと言えば、IQOS(アイコス)、ploom(プルーム)、glo(グロー)の3つがありますが、アイコスはその中でも最もメジャーな商品であると言えるでしょう。
フレーバーも様々なものがあり、様々な嗜好の人に受け入れられています。
加熱式タバコも高温加熱式・中温加熱式・低音加熱式の3種類があります。
アイコスはその中でも高温加熱式の分類に入り、従来のタバコに1番近い風味を感じることができます。
吸いごたえや満足感は最も多いですが、他の加熱式タバコに比べてにおいが付きやすくなります。
とはいえ、従来のタバコに比べれば断然においません。
プルームやグローはそれぞれ中温加熱式、低温加熱式に入り、従来のタバコほどの吸いごたえはありませんがタバコ臭は薄まります。
一般的に加熱式タバコは温度が下がるにつれ、風味やにおいもマイルドになります。
従来のタバコから加熱式タバコに切り替えるのであれば、アイコスを選ぶのがおすすめです。
吸い心地の面で、一番違和感を感じずにシフトすることができるでしょう。
アイコスは「加熱タバコ」ですが、「電子タバコ」との違いはご存じでしょうか?
この2つはよく似たものに思われがちですが、明確な違いがあります。
加熱式タバコと電子タバコの違いを詳しく見ていきましょう。
加熱式タバコは、タバコの葉をくるんでできたスティックを加熱し、その蒸気を吸うものです。
従来のタバコは、タバコ葉をくるんだスティックに火をつけて燃やすことでニコチンを吸引しますが、その際体人体に有害なタールを発生させてしまうことが、健康を損なう要因となっていました。
加熱式タバコは火を使わないので、ものを燃やす際に発生するタールを吸い込む心配がありません。
一方電子タバコは、タバコ葉ではなく「リキッド」と呼ばれる溶液を加熱し、その蒸気を吸い込むものです。
リキッドにはタバコ成分は含まれておらず、食品添加物などが用いられています。
そのため、法律上の分類も「タバコ製品」ではなく「医薬品」となります。
日本では販売に許可が必要となるため、市販されていません。
日本で手に入れるなら、海外から個人で輸入するという手段のみになります。
アイコスの機器にはノーマルのものと、ILUMA(イルマ)と呼ばれるのの2種類があります。
ノーマルのアイコスは旧式で、2014年に「IQOS 2.4」が発売されてから現在までに
の5種類が発売されています。
銘柄は「Marlboro(マールボロ)」と「HEETS(ヒーツ)」がこのアイコスに対応しています。
マールボロは現在までに
の12種類のフレーバーが出ています。
マールボロよりも50円安いヒーツは、現在までに
の11種類が出ています。
一方イルマはアイコスの次世代モデルとして、現在までに
の3種類が出ています。
イルマで吸うことができるのが「テリア」と2022年に新発売された「SENTIA(センティナ)」です。
◆IQOS ILUMA(アイコスイルマ)で吸える「センティア」と「テリア」のフレーバーの種類について!
アイコスもイルマも、デバイスにスティックを差し込んで喫煙します。
見た目も使い方もよく似ていますが、加熱の仕組みが異なります。
アイコスは、スティックを差し込む所の中心に「加熱プレート」と呼ばれる金属があります。
この加熱プレートが熱くなることで、中のスティックが加熱されます。
一方イルマは、本体ではなくスティック1本1本に「誘熱体」と呼ばれる金属が入っています。
デバイスが、スティック中の誘熱体を温めることで、煙が発生するという仕組みです。
イルマが登場したことで、アイコスの加熱プレート部分のメンテナンスが不要となりました。
旧式のアイコスでは、テリアを吸うことはできません。
なぜならアイコスはテリアが使える仕様にはなってないからです。
アイコスの加熱プレートとテリアのスティック内の金属がぶつかってしまうので、差し込み自体ができないのです。
さらにテリアの先端には、燃え殻の落下を防止するフィルターが貼られています。
アイコスに差し込もうとするとフィルター部分も加熱され、有害物質が発生してしまいます。
アイコスユーザーが間違えてテリアを買ってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
一番良いのは、返品することです。
コンビニで購入したのであれば、レシートを持っていくと返品をしてもらえることが多いです。
コンビニ以外のお店でも、言えば応じてくれる所がほとんどだと思います。
ただし返品は開封前であることが大前提。
開封してしまったら、返品はほぼ不可能なので諦めるしかなさそうです。
万が一ですが、返品ができないという場合もあります。
どうしても諦めたくないという人には、最終手段の裏技的な方法が2つあります。
ただし、これは公式で推奨されている使用法ではありません。
なので試す場合はあくまで自己責任で行って頂ければと思います。
ではその裏技をご紹介していきます。
まずひとつ目は、スティック内の金属とアイコスの加熱プレートが干渉しないようにずらして差し込む、という方法です。
具体的なやり方は、以下の通りです。
アイコスにフィルターを切り取ったスティックを差し込む
加熱プレートとスティックの誘熱体がぶつからないようにゆっくりと慎重に差し込む
テリアに刺さっている金属を自分で抜いてしまう、というやり方です。
テリアスのティックの金属がなければ、アイコスに差し込むことは理論上可能です。
またその際、テリアの端についているフィルターも一緒にはがしていきます。
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
差し込んだら後は通常のアイコスと同じように喫煙します。
以上、スティック内の金属を取り出すことで、アイコスに差し込むことを可能にした方法でした。
何度も言いますが、本来の使い方ではないのでくれぐれも自己責任でお願いします。
肝心の吸い心地ですが、やはり仕様が異なるためか蒸気の量が少なくなってしまいます。
テリアの風味をそのまま堪能することは難しくなってしまうようです。
実際に試してみた人のレビューを見ると、「問題なく吸えた」という声もありましたが「おいしくなかった」という感想もちらほら見られました。
◆IQOS ILUMA(アイコス イルマ)のスティックが詰まった・中折れしてしまったときの対処法について
◆IQOS ILUMA(アイコス イルマ)が故障?オレンジ点滅したときの対処法は?|本体の交換はできる?
アイコスとテリアは見た目もよく似ていて、ついつい間違えて購入されてしまいがちです。
なので買う前に銘柄に間違いはないか、しっかりと確認をするようにしましょう。
もし間違えて購入してしまった場合、まずは返品できるか確認してみるのが良いでしょう。
その際レシートがあった方が返品がききやすいので、少し面倒かもしれませんが普段からレシートを貰っておくようにすると良いかもしれません。
また、アイコスにイルマを差し込む方法もご紹介しました。
必ずうまくいくとは限りませんが、返品出来なかった場合ただ捨ててしまうくらいであれば試してみる価値はあるのではないでしょうか。
ただ、正式でない使い方をしているためデバイスが故障してしまう可能性もあります。
リスクを承知の上で挑戦してみてください。
アイコス3の販売終了が決定されているので、これを機にイルマに乗り換えるのも良いかもしれません。
◆コンビニで買えるIQOS ILUMA(アイコス イルマ)の情報まとめ!プライムとの違いは?