加熱式タバコを吸う方のなかには、1度は「臭い」と言われたことがあるのではないでしょうか?
同じ喫煙者同士のはずなのに、周りにいた人が鼻をおさえて立ち去る光景は何度となく見たことがあります。
そんな加熱式タバコの臭いについて、今回の記事でまとめてみました。
本当に臭いのか?原因はなんなのかを知って、対策をたてていきましょう。
目次
まずは「加熱式タバコは本当に臭いのか?」について、検証していきたいと思います。
ずばり加熱式タバコの臭いは、紙巻たばこ以上に臭いと言われています。
「アイコス臭」という言葉ができるくらい、独特な臭いをもちます。
「アイコス臭」とは、どんな匂いなのか嗅いだことがない方に説明するとしたら、何かを焦がしたような臭いです。
人によっては、段ボールや生木を燃やした臭いがして、嗅いでいると胸やけや気持ちが悪いという意見もありました。
加熱式タバコの臭いについて、もう1点マイナスポイントをあげるとしたら、臭いがなかなか消えないことです。
換気扇の下で喫煙したにも関わらず、「あれ?たばこ吸ったでしょ」とわかる程度には、臭いがのこってしまいます。
ではなぜ加熱式タバコの臭いがここまで臭いと言われてしまうのでしょうか?
主な原因は、加熱式タバコを吸う際に使用するデバイスによるものです。
この原因を理解していないと、対策のとりようがありませんので、今一度、加熱式タバコのしくみを理解しておきましょう。
加熱式タバコは火を使わずに、専用のデバイスを使用してたばこスティックを加熱してニコチンを蒸気として発生させる仕組みです。
臭いの原因は、主に加熱するさいの温度によるものです。
燻製のように短時間で蒸すので、こもったような凝縮された臭気になってしまうのでしょう。
紙巻たばこと違い、加熱式タバコでは火を使わないため灰がでません。
とはいえ、たばこを吸うたびに専用デバイス内部に、たばこ葉のカスがたまってしまいます。このカスが加熱されて、さらに臭いを悪化させていると考えられます。
とくに1日に1箱吸うようなヘビースモーカーは、カスが貯まりやすいので臭いを生じやすいでしょう。
加熱式タバコの臭いについては、昔から話題にのぼっているため、たばこメーカーの間でも議論されています。
そんななか、改良されたデバイスも発売されているので、臭いがどうしても気になる方は、以下の対策をしてみてはいかがでしょうか?
1番はデバイスを臭いが少ないものに変えることです。
加熱式タバコの臭いの原因が、高温加熱からくるものなので、デバイスを選ぶときは低温または中温加熱のものを選びましょう。
最近では、吸いごたえそのままに臭いの対策をしたデバイスもあります。
もしデバイスを変えたくないのであれば、デバイスの掃除やメンテナンスを定期的におこないましょう。掃除するのと、しないのとでは全く臭いが違います。
また味にも影響がでるので、各メーカーが推奨する頻度でしっかり手をいれてあげましょう。
ここまで加熱式タバコそのものに臭いの原因があると書いてきましたが、実はもしかしたら臭いの原因はデバイスではないかもしれません。
たばこは本来、体に悪いものというのはみなさんご存じかと思います。そんな物質をずっと接種してきたら、どうなるでしょうか?
ずばり、たばこが臭いのではなく、たばこを吸っている本人に原因があるパターンを2つ紹介します。
たばこを吸うと口の中が乾きますよね?口の中が乾くと、口臭が発生します。
そこに加熱式タバコで喫煙すると、さらに口内環境は悪くなってしまいます。
また体臭にしたって、ニコチンで血流がにぶっているため、老廃物も相当たまっているはずです。
そんな身体からでる汗は、けっこう独特な匂いがするようです。口臭も体臭も自分では慣れてしまっているため、なかなか気づきづらい面があります。
もしデバイスを変更しても、臭いについて指摘されるようなら、もしかしたら自分に原因があると疑ってみて下さい。
加熱式タバコの臭いがきついのは、ちゃんと理由があったのが分かりましたね。
よく「アイコス臭だけは受け付けない」「紙巻たばこはまだ許せるけど、加熱式タバコの独特の臭いは無理」といった声も、ちゃんと対策をとれば落ち着くでしょう。
喫煙者として、臭いの配慮もマナーです。周りの方に迷惑にならないよう、できることから臭い対策をしてみませんか?
その他の記事でも、煙やにおいが気にならないタバコをご紹介しています。
興味がある方はこちらもご覧ください。
【加熱式たばこっていいよね】臭いや煙が気にならないデバイスや銘柄を紹介