加熱式タバコのブームに火がついて数年たった今、喫煙所でもよくデバイスを使っている喫煙者をよくみかけるようになりました。
いろんな理由があるなかで、「加熱式タバコは臭いや煙が少ない」という口コミで、紙巻たばこから移行した方も少なくないでしょう。
今回の記事では、実際に加熱式タバコにしてみたときの変化をまとめました。
目次
紙巻たばこと加熱式タバコとでは、吸い方に大きく違いがあります。
紙巻たばこがライターで火をつける一方で、加熱式タバコは専用デバイスによりスティックを加熱して蒸気を発生させたものを吸います。
この違いによって、「加熱式タバコは臭いや煙が少ない」とされています。
実際、加熱式タバコにしてみて感じたことはこちらです。
ただし個人の感じ方や、使用するデバイスによっては真逆の意見もあるかもしれないので、あくまで参考程度にご覧ください。
煙の量は間違いなく減ったように感じます。
というのも、紙巻たばこであればたばこ葉に直接、火をつけるため、どうしてもスティック本体からも煙がのぼります。
加熱式タバコでは、専用デバイスにたばこスティックをさすため、いっさい本体からの煙がでません。
もちろん、たばこを吸った後の息には煙も混じりますが、紙巻たばこと比較すると、その量は段違いといえるでしょう。
これは、デバイスの個体差が大きいためなんともいえません。
アイコスは、「アイコス臭」というワードもできたくらい独特な臭いを発生しますが、他のデバイスではそこまで臭いが気になるほどではないと感じました。
人にもよりますし、体調によっては臭いに敏感になるときもあるのではっきりとはいえませんが、煙が少ない分、臭いの範囲もせまくなったのは確かでしょう。
加熱式タバコもスティックのゴミはでますが、吸っている最中に灰を落とす行為がなくなるため、喫煙後も床やテーブルが汚れないといったメリットがあります。
風によって飛ばされた灰は、意外と臭いの元になるため、これも加熱式タバコにしてよかった点だと思います。
最近では、喫煙にうるさく言う方も多くなったため、喫煙者以外のコメントも気になるところです。
加熱式タバコに切り替えてみて、まわりからよく言われたコメントをいくつかまとめてみました。
ちゃんと火を消していなかったため、灰皿から煙があがっていてヒヤッとした経験があるため、加熱式タバコにしてくれて有難かったというコメントがありました。
どうしても細かい灰が灰皿のまわりに落ちてしまうし、灰皿そのものにも吸い殻がたまってしまいます。
IQOSやgloの掃除方法などは、別記事にて掲載しています。
IQOS(アイコス)を掃除する最適な頻度やタイミングなどをご紹介
gloグローの正しい掃除方法は綿棒・無水エタノール・付属ブラシ
掃除が楽になって助かったという意見も多くみられました。
煙に関するコメントも多く聞きます。
とくに同じ部屋で吸っていても、煙が流れてこないためさほど気にならなくなった、といったプラスの意見が多いように感じます。
煙が少ないため、臭いが広がらないといった声もありました。
遠くで吸っていても風の向きで、たばこの臭いが流れてきたが、加熱式タバコになってからは、そういったことが減ったそうです。
見ていて何本も吸っていた方が、加熱式タバコにしてから喫煙本数が減ったように感じるという意見もありました。
デバイスは吸える本数が決まっているため、喫煙者自身が気づかないうちにセーブしているのかもしれませんね。
いくら臭いが軽減されるからといって、今まで紙巻たばこに慣れていた方が急にアイコスに変えろと言われても、抵抗を感じる方が多いと思います。
とはいえ最近の嫌煙ムードは、喫煙者であれば無視できないくらい加速してきています。
オリンピックによる海外観光客むけに健康増進法が改正され、紙巻たばこの規制が強化されたのは、みなさんご存じでしょう。
さらにコロナウイルスの影響により、外でマスクを外すような行為を、悪とみなす風潮ができあがっています。
こんな事情があるからか、大手たばこメーカーであるフィリップモリス・ジャパンは、紙巻たばこから少しずつ事業撤退をするときめたと発表しました。
これから先、紙巻たばこが吸える場所がなくなるのは遠くないかもしれません。
加熱式タバコにしたおかげで、まわりから「たばこ臭くなくなったね」と言われるようになったという喫煙者の声もたくさんあります。
デバイスによっては独特な臭いがあるますが、煙の量も減ったため、喫煙しない方にもおおむね好評といえるでしょう。
今後、紙巻たばこの規制が強まったため、加熱式タバコの需要はさらに増すでしょう。