〜加熱式タバコっていいよね〜 の煙が出ない時の対処法編
目次
プルームテック(PloomTECH)やプルームS(PloomS)はiQOSやgloといった製品とは異なり、たばこ葉が詰まった「たばこカプセル」を加熱し、水蒸気を吸い込む仕組みの製品です。
スリムな形状で、たばこスティックを加熱し待機する時間が不要のため、吸いたいときにすぐに吸えるのが大きなメリットでもあります。
しかし、プルームテックを愛用していると、煙が少なく感じたり、一切煙が出なくなるといったトラブルに見舞われることもしばしば。
これらの症状は何が原因で起こるのでしょうか。今回の記事では、プルームテックの不具合が発生したときの原因と対処法を詳しく解説します。また、後半ではアイコスとグローの故障の目安と、掃除についても触れます。
紙巻きタバコや、他の加熱式タバコからプルームテックに乗り換えたユーザーの中には、「いつもと同じ感覚で吸っているのに煙が少なく、物足りなく感じる」という声があります。
そのような場合には、まず以下のポイントを確認してみましょう。
たばこカプセルは1本あたり50パフ分使用可能で、紙巻きタバコに換算すると約6本分に相当します。
通常、50パフ分を使いきるとプルームテックのバッテリー部分のLEDランプが青色または紫色に点滅するのですが、交換をしないまま吸い続けると煙が少なく感じてしまいます。
LEDが点滅した場合、たばこカプセルを交換し正常に煙が出るか動作確認してみましょう。
プルームテックのたばこカプセルを装着する部分をカートリッジとよび、たばこカプセル5本分を吸い終わったタイミングでカートリッジも交換しなければなりません。
しかし、たばこカプセルと異なり、LEDランプが点滅・点灯するなどして教えてくれないため、カートリッジ交換のタイミングを忘れてしまう方も多いです。
そもそも、プルームテックのカートリッジ内にはグリセリンとよばれる液体が入っており、これを加熱した水蒸気にたばこカプセルの成分を付着させ、吸い込む仕組みとなっています。
そのため、カートリッジを交換しないまま吸っているとグリセリンがなくなり、水蒸気が出なくなってしまうのです。
紙巻きタバコやiQOS、gloといった加熱式タバコと同じ感覚でプルームテックを吸ってしまうと、煙の量が少なく感じてしまうことがあります。
浅く短い時間で吸うのではなく、ゆっくり長く吸うことがプルームテックを楽しむコツといえます。
たばこカプセルやカートリッジを新しいものに替えたばかりなのに、煙が少なく感じるという方は、吸い方を変えてみてください。
プルームテックを吸っているのに、一切煙が出ないといった不具合が発生する場合もあります。
これにはLEDが点灯する場合と点灯しない場合があり、それぞれのパターンで対処方法が異なります。
バッテリー部分のLEDが点灯せず、煙が一切出ない場合には、スリープ状態の可能性があります。
スリープを解除するためには、プルームテックを1秒以上ゆっくりと吸い込みます。
スリープはたばこカプセル交換前のタイミングで症状として現れることが多いため、スリープ解除後にLEDが点滅した場合にはたばこカプセルを交換してください。
また、もう一つの可能性として、プルームテック本体のバッテリー切れの可能性もあります。
スリープ解除の手順を試してみても改善しない場合には、本体の充電を試してみましょう。
LEDが点灯しているにもかかわらず、煙が一切出ない場合にはカートリッジ内のリキッドがなくなっている可能性が考えられます。
新しいカートリッジに交換したうえで、正常な動作に戻るか確認してみましょう。
煙が少ない、または出ないといった異常以外にも、プルームテックを吸い込んだときの違和感を訴えるユーザーも存在します。代表的な2つの事例について解説しましょう。
プルームテックを吸い込んだとき、「ヒュー」という風切り音のような音が聞こえる場合があります。
このような症状は異常ではなく、プルームテックが空気を取り込むときに聞こえる音です。
正常通り煙が出て、喫味も普段通りであれば特に気にする必要はないでしょう。
ただし、煙が出ない場合や、煙が少ないなどの異常がある場合には、上記で紹介した対処法を試してみてください。
プルームテックを吸ったとき、普段とは異なる焦げたような喫味が感じられる場合があります。
このような症状が出る場合、まずはカートリッジが適切なタイミングで交換されているかを確認しましょう。
また、プルームテック用のたばこカプセル、カートリッジとして販売されている純正品以外のものを使用すると、喫味に影響を及ぼす可能性もあります。
たばこカプセル、およびカートリッジは、必ず純正品のものを使用してください。
今回紹介してきた7つのパターンに該当しない場合や、または上記の対処法を試してみたものの解決しない場合には、「Ploom専用カスタマーサービス」へ連絡のうえ担当オペレーターへ相談してみましょう。
ちなみに、上記窓口が混雑していて繋がりづらい場合には、Webフォーム(https://www.jti.co.jp/inquiry/tobacco/ploom/input.html)からの問い合わせも可能です。
一方、アイコスがつかないときはどうしたらいいのでしょうか。
アイコスは加熱用のブレードをスティックの内部に差し込んで加熱し、蒸気を発生させてエアロゾルを吸い込む【内側直加熱方式】を採用しています。よって、アイコスが着かないときはそのブレードが故障しているか、スティックの差し込みが甘いか、などが考えられます。
などが考えられます。スティックの差し込みはきちんと音がカチッとなるまで差し込むべきですし、加熱ブレードが故障していたらそれはもう交換しなければなりません。そしてフィルターにゴミが詰まってベイパー(煙)がうまく通らないなども考えられます。
スティックの差し込みは、かちっとしっかりはめこまなければなりません。ゆるゆるで動かすと故障の原因ですしそもそも動かないので、差し込みをちゃんとしましょう。スティックはしょっちゅう交換するものですから、少し接続がバカに(甘く)なってしまうこともあります。どうしても閉まらないなら本体の寿命が尽きている場合がありますので、買い替えを検討してみてください。
ぜんぜん動かないとき。きちんと差し込んでいつも通り使おうと思っても動かなくて、そもそも本体が温かくなってないときは、加熱ブレードの故障が考えられます。スティックにブレードを差し込んで加熱して蒸気を発生させるのがアイコスですが、ブレードがちゃんと刺さってないとか、加熱部分が故障している場合などに、ブレードトラブルが発生します。ちなみにブレードとは「刃」の意味です。
ベイパーは煙のことですから、通らないことはめったにありません。しかし、「つまり」が発生していることは十分考えられます。内部を掃除する目安は、「黒いカス」がぽろぽろとでてくるようになったタイミングです。専用のアイコス綿棒がありますので、中につっこんでくるくると回転させ、掃除してあげてください。
とんとんして黒いカスを出し、綿棒でくるくる。そしてピカピカになります。
加熱式タバコを掃除する最適な頻度や、掃除方法、お手入れタイミング
グローが着かないときはどうしたらいいのでしょうか。グローはプルームテックやアイコスと違って、少しサイズが大きめです。グローは加熱式といっても、スティックを取り囲んで周りから温めて蒸気を発生させる方式を採用しています。よって、ブレードを差し込むのではなく、カートリッジを小さめにしないと本体がバカでかくなってしまうので、少しカートリッジが細目になっています。それでも、周囲から温めるという方式を採用してるため、故障は十分考えられます。
グローが故障していると考えられるケースとして
などが考えられます。いずれにせよ落としたり強い衝撃を意図せず加えてしまったりして本体がゆがんでしまうと、故障の原因となってしまいます。
カートリッジは別名ネオスティックといいます。バッテリーと一体型になっているので、その分だけ故障しやすいという欠点があります。といっても製品は非常に高品質なのでめったに壊れませんが、万が一動かなくなったら・・・という前提でお話しします。
ネオスティックが歪んで刺さっている場合は、加熱すると変なところに熱が入って危険ですから、きちんと刺し直す必要があります。カートリッジの歪みを直しさえすれば、一応は再び使えるようになるでしょう。
強い衝撃がかかったなどして、本体が歪んでいることはないですか?よく外観をみてください。歪みが発生していたり、亀裂が入っていたりしたら、もう使わない方が無難です。グローは火こそ使いませんが本体の歪みがあるとネオスティックの加熱に支障が出て、壊れてしまって事故の元です。本体が歪んでいる場合は、もったいないですが買い替えのタイミングです。
加熱部分が故障しているとき、まったくうんともすんとも反応しなくなることがあります。グローが反応しないときは壊れている可能性があります。自然故障はめったにありませんが、衝撃が加わって中身が壊れることはよくあります。精密機器ですから、本体の外側は普通にみえても、中身がおかしくなっていることはあるのです。
gloグローの正しい掃除方法は綿棒・無水エタノール・付属ブラシ
グローは専用の掃除ブラシがありますので、熱が消えたことを確認してから、蓋をあけて専用ブラシで掃除してあげてください。掃除した後はブラシを水洗いして終了です。綺麗にケアしておきましょう。公式では20回の喫煙にたしいて1度の掃除をおすすめしています。こまめに掃除して、グロー本体を大切にしてあげてください。