タバコと言えばダンディズムだと思ってはいませんか?
実はタバコと女性には密接な関係があるのです。
タバコ屋さんのおばあちゃんから、モダンガール、加熱式タバコを優雅にくわえる姿まで、
脈々と受け継がれてきた女性のタバコスタイルを見ていきましょう。
目次
1.タバコ屋さんのおばあちゃん
2.女性にまつわる「タバコタブー」
3.現代女性とハーム・リダクション
「母子及び寡婦福祉法」をご存じですか?
シングルマザーが優先してタバコ事業につけた時代がありました。
第二次世界大戦の影響です。
戦争未亡人が生きていくために、タバコ屋さんを開業しやすい政策が取られました。
喫煙率が高くて収入が見込めたこと、商品が軽くて女性でも扱いやすかったことなど、
いろいろな理由があったのかもしれません。
「出窓の中におばあちゃんと猫」のイメージはこうやって生まれました。
タバコ産業の担い手として戦争未亡人が活躍する一方で、
女性の喫煙そのものは広がりませんでした。
これは日清・日露戦争の頃からタバコが軍需産業になってしまい、
国内のタバコが不足したことを引きずっていたものだと言われています。
タバコは男性のもので、女性が吸うのははしたないという空気がすっかり出来あがっていたのですね。
そんな、少し後ろ暗いムードの中で、
新時代のモダンガールはすすんでタバコを口にしていました。
この時代のタバコは、女性にとって抑圧への反抗でした。
不良っぽいこと、ちょっといけないこと、でもおしゃれなこと。
当時からタバコを吸う女性は魅力的だったのですね!
まだまだタバコを吸う女性への視線は冷ややかなものがあります。
女性が男性と対等にストレス社会で戦っているのに、です。
ストレスから解放されるひとときを、
女性が持ってなにがいけないのでしょうか?
ニオイも害も少なくなった加熱式タバコこそ、
現代女性の嗜好品にふさわしいとは思いませんか?
ハーム・リダクションの考え方が根付いたなら、
加熱式タバコは女性の楽しみの一つになりえます。
タバコと女性はともに生きてきました。
害の少ない加熱式タバコを選択することこそ、
現代女性のハーム・リダクション的ライフスタイルなのです。
さあ、加熱式タバコをポーチにしまって、今日も元気にお仕事です!
他の記事でも加熱式たばこのハームリダクションに関する記事をまとめていますので、
興味がある方はこちらをご覧ください。
初めてのハームリダクション|加熱式たばこの社会的/個人的リスク軽減について
手を取り合ってハーム・リダクションとは一体?女性から動かすこの社会
ありがとうございました。
文:眉毛猫